フラメンコ バイラオーラ 佐波由紀子
Bailaora del flamenco Yukiko Sawa
フラメンコに出会ったのは、30歳になるのを意識し始めた頃。友人に誘われて訪れた体験レッスンで、異国の香りがする踊りとギターの音色に魅せられた。「私がやりたかったのはコレだ」と直感した。
会社勤めの傍ら、習い事として通い始めるうちに「本場に行って確かめたい」気持ちが湧き、仕事に区切りをつけ、1998年にスペインのアンダルシア州のセビリアに留学。朝、晩のレッスンや舞台巡りなど、フラメンコ漬けの日々を過ごす中で、「とてつもないものを好きになってしまった」と認識した。その後も数年おきにスペインへ飛び、セビリアに限らずコルドバ、ヘレス、グラナダでも学ぶ。
2010年まで柳光みゆき氏の元で講師を務め、ライブやイベント、タブラオに出演。
自身のフラメンコ教室としては、名張クラスを2003年より、大阪クラスを2010年より開講中。長年の講師活動を経てようやく、自分にも伝えられることがあると思えるようになった。かけがえのないフラメンコの面白さを伝えながら、自身も踊り手として探求し続けている。